現代では、ハタ・ヨーガのテクニックを利用するアスリートや格闘家もいます。
日本では、北米でヘルシー・ハッピー・ホーリー協会を設立したインド人Harbhajan Singh Khalsa、通称ヨギ・バジャンによるクンダリーニ・ヨーガ(ハタ・ヨーガ)に基づく呼吸法として、小山一夫が「火の呼吸」と呼ぶ呼吸法を指導している。
火の呼吸は、全身をリラックスさせ姿勢をまっすぐに保ち、速いペースで鼻呼吸を行います。
ビクラム・ヨーガは高温多湿の部屋で26種のアーサナを連続的に行っていくという形式のもので、ホット・ヨーガとも呼ばれる(今日ではホット・ヨーガという用語はビクラム・ヨーガに限定されずに使われている)。
部屋を高温にすると効果的にヨーガができるという発想は、1970年にビクラム・チョードリーが日本に開いたヨーガ教室で生徒たちがストーブを持ち寄って部屋を暖かくしたところ、冬の寒さにこごえていた身体が柔軟になったという経験がきっかけで生まれたといいます。チョードリーは1970年代初めに北米に進出し、1990年代には自分のヨーガをフランチャイズ制にしました。一律のプログラムで運営される数百以上のヨーガ・スタジオが開設され、世界的ファーストフード店の名をもじって「マックヨーガ」と揶揄されることもあります。