自我未発達の話を２つ。
　昔から「恋愛は結婚の妨げになる・恋愛結婚には離婚が多い」とよく聞く。戦前・戦後などの世代に関係なく、言っている人たちも多い。歴史を見ると、元々結婚や家庭作りの相手は、西洋では教会共同体、アジアでは村落共同体の仲間関係から出た。近世代の気が合う相手から。いとこ婚も多かった．長老などが仲も取り持って。それだけ共同体の仲間関係は強かったこともわかる。ならば、西洋では教会の権力が肥大化もし、中国では皇帝を脅かす一揆、日本では戦国武将にもなるわけだよ。西洋では、教会共同体が衰退するにつれ、自我の発達した人が増え、恋愛も増えた。アジアでも村落共同体衰退で同様に。戦後日本では、会社が村落共同体の代わりをしたが、今はない。日本でも恋愛が認められたのもそのような背景もありそうだ。
　さて、７０年代前半、大久保清という連続レイプ殺人犯がいたが、その自我は小学生並みだったと聞いている。レイプした牧師や神父にも共通していると思われる。小学の男の子がスカートめくりする感覚で、レイプしたと。小さい時から教会にいれば、自我も発達せず、極端な例はこうなるかもしれない。それを隠ぺいした牧師たちも同様だし、どちらも幼稚。イエスの福音伝える資格はないわけです。