「逢魔が時」じゃないけどさ・・・
自分の中にもそう言う時期が来たりするんじゃないのか？
そして、そう言う時はホントに気をつけないといけない。
気を付けても、ソレは起こってしまう。。。って感じ！？

詳しく話そうとすると、給食室の装備や、給食を提供する際に必要な事とかも理解してもらわないとムズイとかあって・・・
説明も難しいけど、それを理解するのも面倒じゃないか？とも思うんだけど・・・ね。

色々な感染症とか細菌とか食中毒を防止する関係上、給食（子供向けや高齢者向けは特に）色々しなくちゃならない事多いのよ。
生で食する物（バナナとかの果物類）は、まず決められた濃度の塩素水で１０分浸漬した後１０分流水で流す。とか・・・
キュウリはお湯でゆがく。とか・・・
茹で物、焼き物、煮物は９０℃１分以上３か所とか・・・

で、今回の件は、野菜類の下処理室での出来事。
（野菜類等、まず下処理室で下処理をしないと調理室に入れられないのよ）
下処理とは・・・基本的に根菜類なら皮をむいたり、キャベツやブロッコリーや葉物野菜類は、根を取ったり、房を分けたり、バラバラにして予洗い（泥や虫を落とす）。
バナナなら房から一本ずつ外し既定の塩素水に１０分。（その後調理室で流水１０分）


・・・ほら、この辺りでちょっとめんどい（苦笑）
（もし、嫌ならこの辺りでギブでお願いします）

下処理室の水道は、自動的に塩素（ピューラックス）が混合できるレバーも脇についてます。
そのレバーは、強中弱の３段階と、「開」「閉」の２つ。
朝一番に塩素タオルを作るので、塩素レバーを「強」「開」にして塩素水を出します。本来ならその後「閉」に戻すのだけど、その日その手順が抜け・・・。

お茶を沸かしたり、前日使用して消毒乾燥していた食器類などを片づけ、お昼に向けての準備をします。業者さんの納品チェック。（ここまでいつも私一人）

その後、みんなの出勤となり、その日の準備に入ります。

で、２人は野菜類の下処理に入るのだけど・・・
野菜類を下処理用にカットする人と下洗いをする人に別れて作業に入り。
私が下洗いに入る時は、必ず塩素レバーの「閉」を確認してから水を出すんだけど、その日はKaさんで。彼女はそのまま水道を使ってしまい。
そしてそれを気づかずに、キャベツ・ほうれん草を洗ってしまったのよ。
で、その後、私は調理に入るためにKuさんと下処理を替わり。その時Kuさんが塩素が「開」なのに気づいて・・・（人参を洗っている時）

そこからがもう・・・・・

全て熱を通すものだし、調理室でよく水洗いした上で使用すると言う手も無い事もなかったんだけど・・・
子供達の親御さんの中には、知ったら気にする方もいらっしゃるし。
と言う事で、塩素水に関係のあったキャベツほうれん草人参を再発注。

作業は随分遅れてしまったけど、さすが皆様（集団調理経験者）時間までに提供出来たので、子供達にも先生方にも迷惑をかけずにすみました。

ただ・・・再発注したので、その分の材料代がぁぁぁぁ・・・・
（家庭分と違って結構な量だから、結構な金額よね）
そして、塩素水を使って下洗いをしてしまった野菜たちは廃棄となり、野菜さん達ごめんなさい。。。



・・・・この塩素水事件は、以前も起きた事があって。（ここに混合栓があるのもいかがなものか？と言う話になってたらしいんだけど）
再発防止対策も検討し・・・

以前の職場でも「ヒヤリハット」書いたし、事故報告書も書いた事あったなぁ・・・と思い出しつつ反省しております。。。



１２日の給食
　分づき米
　野菜スープ
　鶏の海苔焼き
　南瓜のゴママヨネーズ

午後のおやつ
　さつま芋スティック


１３日の給食
　分づき米
　玉ねぎの味噌汁
　カレイの黄金焼き
　ジャガイモとひき肉の煮物

午後のおやつ
　いちごジャムサンド