続きだが、昔の福祉団体で健全者異性から恋愛や結婚の相手にされなかったことをいつまでも恨んでいる身障者が多いと複数のヘルパーさんから聞いた事がある。でも、実際は健全者たちもそう。僕のそのような旧友たちもいる。五体満足なのに恋愛できない人たちも。理由の大きな一つは、グループの中では、個人と個人の付き合いが難しいから。恋愛は必ず個人と個人である。そうしないと、互いの深い心の触れ合いはできないから。男女という性質の違う魂が出会い、細かく共鳴し合う。深い至福にもなる。これが恋愛である。でも、グループ活動の場合、○○会の一員と互いに見合い、自分もそのように自分を見るから、個人になれず、恋愛は特に不可能。友情も難しい。
　それから、もっと難しい問題だが、恨んでいる人たちは恋愛と結婚の違いが判っていない。結婚はお金と親せきしがらみが絡むから、どうしても愛が冷えるという問題がある。自分の父母や親せきの例を見れば簡単に分かるはずなのに、彼らは判らない。いつまでもＴＶドラマの結婚夢に洗脳され続けているのではないかと思いたくなる。
　　結婚は困難でも、まず仲間関係・意識を否定し、個人意識に徹し、フェイスブックなどで、同様の異性を探せば、そして、相手の心や置かれた状況に細かく気を配れば、さらに詐欺にも気を付ければ、必ず相手は見つかりますよ。後半生を心支え合えるまでになる。それで十分ではないですか。僕でも何人もそのような女性が付いてきているから。ただでさえ寂しい今、そのようなご縁は深い励ましになるわけです。グループ化反対＝反ソフト・ファシズム運動にもなりますし。