グルーピング行動=多くの仲間たちと一緒に何かを常にしていると、自分のやりたいことや好きな事、述べたい事も判らなくなるらしい。自己喪失。それでグループで福祉活動したボランティアたちがそうなり、やりたいことは結婚とマイホーム作りと思い込み、一斉に結婚した例も見ている。別に結婚相手探しのために福祉活動したわけでもないだろうに。福祉活動を始めた時は彼らはマイホームの狭さをしきりに語り合ったのに。
やはり、それで自己喪失後、母親が倒れ、介護人が必要なのに、難しい理屈ばかり話している重度身障者もいた。70年代末だからヘルパー制度もなかった時。僕もお役に立ちたいと話しかけたが、わけのわからない事ばかり言っていたから、関われなかった。高校卒業後はグループ活動ばかりしていた彼。もし、それで本当に自己喪失で誰とも関わり合えなくなれば、グループ活動は怖い。
因みに、グループ活動で知り合った人たちとは、活動が終われば、マイホームのパートナー以外、大体縁は切れます。友人にはなれません。友人は個人レベルのものだからです。また、マイホーム結婚はできても、心情を濃密に交わす恋愛も不可能です。
グループ活動を求めあうこと自体がファシズム。同じことをして、同じことを述べるからです。その極端な姿がナチス。そのような会は早く潰れて良かったわけです。