誰でも判ると思うが、1945年の日本、ドイツなどもそのような状態でしたね。戦時国債はただの紙に。第一次世界大戦後のドイツ、国債があったかは判りませんが、1991年以降の旧ソ連諸国もそうでした。同時にハイパーインフレが襲った。大変でした。そのような例はいくらでもあります。
そして、それらに必ず「戦争」が根にある。旧ソ連も対アフガニスタン戦争に大量の戦費を使った。
アメリカの起こしたアフガニスタン戦争はどちらが勝者か、わかりませんが、戦争は勝者も敗者も経済的損失が大きいわけです。「勝った」とされているベトナムも、その終戦直後はひどい飢えに苦しみましたし。負傷者もどちらもたくさん出る。戦場のストレスから、麻薬や覚せい剤服用の人たちも多いわけです。「人と人が殺し合う。これが戦争だよ」と僕も父や先生から何度も教えられました。
ベトナム戦争で失敗したアメリカなのに、ブッシュ息子は歴史から学ばなかった。確かに、アメリカへのテロはいけませんが、それは犯人のビンラディンだけを追えば良いわけでした。アフガニスタンやイラクを爆撃し、アメリカ軍を投入する事はなかった。それで史上最大の借金という重荷を背負い、後の大統領やアメリカ国民に背負わせた。アメリカ人ではない僕ですが、ブッシュ息子は無責任だし、衆議院選挙も近いですが、無責任な政治家には投票してはいけない事も判りますね。
これからのアメリカや世界経済はどうなるでしょうか。中国もアメリカに大量に輸出して経済も成り立っている。輸出できなくなれば崩れていくわけです。今まではアメリカと戦争したくないから台湾にも手は出さなかった。台湾を脅すだけで。万が一、アメリカが崩れた場合、台湾には関われなくなりますが、中国も経済が崩れるわけだから、対台湾の戦費も調達できなくなり、その場合も脅しだけになるわけです。戦争には大量のお金が必要であるわけですね。(ここ数日間、中国空軍機が多く台湾に来ているが、明らかに台湾のTPP加盟要請への脅しである。かなり前のNHK歴史ドラマで大阪の陣の時の徳川家康が「戦は脅しよ」と言って、大阪城に大砲を打ち込むシーンもあったが、その通りである。日本の戦国時代を見ても、バカな武将ほど、相手を徹底的に攻め込み、やがては自滅しているわけである)