今日は小説書きは休みです。休みながら書かないと、一本調子の文になってしまうからです。
　　しかし、書きながら気が付いた「期待感は不幸な恋愛や結婚、離婚を生む」は政治や宗教に対してはもっと言えますね。早い話、ヒットラーと麻原は人々の「期待感」を利用して、ナチスやオウム真理教を作ったわけだし。例の満州国作りも、確かに軍部や政治腐敗のせいもありますが、そのほかに当時の日本民衆の経済的な強い期待感も根にあったと思います。だとしたら、今までの僕が考えていたものよりも、「期待感」は恐ろしいものと断言できますね。その他、子供に期待し過ぎてダメにする親も多いし。
　期待感がダメな理由は、「ありのままに相手を受け止められない」点ですね。期待で胸一杯だと、他人の人格が歪んで見えて、別人みたいになり独り歩きする。でも、相手は相手。そのままの姿であり、実際とギャップがあるわけです。そのギャップが大ゲンカ、離婚、戦争、虐殺を生むのではないでしょうか。また、期待感にとらわれている内はだれでも精神的な自立はないですね。逆も言えるかもしれません。精神的な自立ができている人は、他人に対しても、何かの団体に対しても、期待は抱かない
　　期待感を捨てれば楽しい人生なり、恋愛ができますよ。期待感は損ですね。