トシコロさんの日記

2020年 05月04日 11:44

日本のハンセン氏病差別の亡霊とコロナ

(Web全体に公開)

   現代日本のハンセン氏病差別の原型は明治期、時の中央政府がその感染力を過度に宣伝し、その患者たちを「汚れた者」にした事から始まった。その患者数が多い県は「汚れた県」と見られたので、隔離競争も行なわれ、汚れのイメージは患者本人だけでなく、その家族や親族にも及び、一族に患者がいるとされた場合は一族が世間からイジメを受けた。ひどかったそうだ。戦後も「ライ予防法」という形で残ったし、戦後の日本を舞台として、ハンセン氏病にかかった父親を息子が殺す推理小説、「砂の器・松本清張著・新潮文庫・映画もあり」も書かれたほどだ。その本を読むか、DVDで映画を皆様も見て欲しいと思う。


  さて、今のコロナ。かかられた患者さんたちは死にそうな、極めて辛い想いをされている。呼吸ができなくなる。極めて苦しいわけである。また、そのような患者さんに献身的に関わられているお医者さまたちとナースたちには、世界中の人々は尊敬と感謝の念を申し上げないといけない。

  ところが、日本では、かなりの人たちがコロナ患者とその家族、医者やナースとその家族を「汚い人たち」と思い、差別的な言葉を投げかけたり、ウィルスが検出されたわけでもないのに、ナースや医者の子供たちが保育園や幼稚園、児童館に来るのを拒まれる。来ても別室に「隔離」される差別が起きているそうだ。非常におかしい。医者やナース、その家族を差別する人たちは、コロナに限らず、何かの病気で入院した時はどうするのだろうか。また、仮にウィルスは汚くても、患者自身は我々と同じ人間であり、汚くも何ともないわけだし。


  僕はハンセン氏病差別と重ね合わせて見てしまうわけだ。現に、日本では、ハンセン氏病隔離が中止されたのが2000年。極めて遅れたわけである。その後も、その元患者が差別された事件は起きている。ならば、まだ日本社会の底辺にはハンセン氏病への差別意識が残り、それが今回のコロナにも投影すると考える事も十分か可能である。但し、物理的な事とは違い、物証がないから、物理的な確認はできないだけで。心理的な確認は今の科学では難しいわけであるが。本当に関係あるのならば、悲しいし、日本特有の恐ろしさでもある。マルクスの言葉をもじり、「ハンセン氏病差別の亡霊が日本の社会を徘徊している」と言いたくなる。

  ハンセン氏病差別は戦前・戦後の日本の中央政府が作ったものである。戦後も中央政府の力が強く、一度作られたライ予防法は2000年まで続いた。無政府主義は確かにムリだと思うが、そうではなく、中央政府のする事は外交などに制限して、その分の政治権限を都道府県に委託する必要がある。コロナ対策も、患者がたくさん出ている東京都と、出ていない岩手県を同じにする事は、どう考えてもおかしい。教育、福祉、経済と本当はみなそうであると思うが。東京一極集中はこの辺で終わらせなければならない。

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