今日投稿したものの中の「ムッソリーニ思想の日本版の亜流」とは、例のＶＹＳ。その基本理念は笹川良一が書いたと複数の筋から聞きました。その笹川は、元々ムッソリーニ思想に傾倒。日本軍ファシズムには反対でした。戦後、一時、ＧＨＱに追及されましたが、アメリカ自体が反共になったため、許された。後はハンセン氏病や福祉関係指導をしました。
　　ＶＹＳ思想の核には仲間意識があるようです。それを通しての福祉活動・社会作り・社会変革。但し、愛を無視していきなりの仲間主義。まず、キリスト教関係が強く批判。それから、労働を通さない社会変革のため、全左翼とも合いません。ＶＹＳ会員と教職員組合が激しいケンカをある盲学校の場で起こした事もありました。その会員たちは左翼や組合の悪口をよく言っていた。
　　とは言え、「人類は皆兄弟」と言うなど、右翼とも違う。右翼は民族主義や皇室主義ですからね。本家のムッソリーニも「ローマ帝国の再現」という、当時としてはインターナショナル的なものを掲げていました。ムソリーニも単純に右翼とは言えないと思います。それらは何なのでしょうね。
　　ＶＹＳという摩訶不思議な会に首を突っ込んだため、笹川やムッソリーニの勉強もできました。