http://www.dailymotion.com/video/x5kcm18
確かに
「機械に使われるようになんじゃねえの」という危惧は
誰しもがもっている恐怖。
あながち妄想ともいえない。
映画でいうところのフィリッツ・ラングの「メトロポリス」。ルネ・クレールの「自由を我等に」とかチャップリンの「モダン・タイムス」とかな。
↑
2時間オーバーなので、見る必要のない動画「メトロポリス」本編。
この庶民の持つぼんやりとした恐怖感は「資本主義」というものへの恐怖感とニアイコールで置き換えることができると思う。
以前にも同じようなことを書いてはおりますが
「資本主義」を説明しなさいと指をさされ、即座にまとまった見解を述べられる日本人はいそうでいない。
英語ではcapitalism。生産手段を私有する資本家が,生産手段をもたない労働者の労働力を商品として買い取って商品生産を行う生産様式。この生産過程で剰余価値が生み出され,資本家はこれを利潤として獲得する。
具体的におろしていうとですよ。
お金持ちは自分のお金をもっと増やすために工場をたてて機械を導入する。
貧乏人は、そこに通勤して、その機械をせっせと操作する。
貧乏人の失うものは時間と自由。得るものはお金(給料)
お金持ちは貧乏人の作った製品を販売して自分のお金をさらに増やす。
貧乏人目線でいうと工場の機械はお金持ちのご主人様なのですよ。
そこに従っているうちに機械の奴隷になっちまうんじゃねーのと
考えるのは至極道理の通った考えかたなんでありますね。
この恐怖は実は、あながち的外れではない。
そっから逃れるためにはお金持ちになるしかないのではあるが・・・・
この項。続く。
コメント
ootahara
2017年 05月02日 10:57
人工知能とロボットに人間の仕事を取られないか心配です。
-
2017年 05月02日 22:03
そういう意味では、貧乏人がタダで得たいと求めていた不死の「機械の身体」の実体が、実は機械星を支える部品でしかない「一本のネジ」だったという銀河鉄道999のオチはいろんなコトを表してますね。
メトロポリスは昔再編集版が公開されたときに見ました。映像もめちゃめちゃ面白いですね。
「続き」も楽しみにしています。