小説にも書いたが、小林博士以下、島田療育園では伝統的に、聖書の愛と親子愛は同じものだと説いていた。旧約聖書を読むがいい。神はアブラハムに、息子を殺せと命じた。親子愛よりも大きい愛と信仰持てという意味ですね。それを受け継ぐイエスも親子愛は絶対とは見ていない。「私のために親を捨てるものは天の果報を受ける」とか。おかしい。
　日本では親子愛絶対視があり、それで子供の自立が妨げられる例もあるが、島田ではその凝縮された姿で、いつまでも身障園生は子ども扱いされていた。
　例の教派も同じで、元々主教を大家長。戦前はその上に天皇を置き、イエスと同格扱い。戦後も主教の大家長化は残った。聖書ではなく、主教と牧師を信ずる。もし、レイプされた女の子のママたちが牧師を信じなければ、被害は防げた。牧師を信じた罪の結果でも。
　島田と例の教派の件はつながっていると。