マルクスは「労働者の連帯が社会革命を起こす」と述べた。ならば、障碍者はどうなるという問題もあるが、そのほか、日本では連帯と仲間意識・仲良くの混同もありそう。両者は違う。若い時、年配のクリスチャンから、マルクス主義の人が何かの戦争で捕虜になり、銃殺される前に敵国の労働者に敬意を表する言葉を叫んだ話をして「労働者の連帯は国を超える。素晴らしい」と言っていた。その面は聖書の愛に通じるとか。
　でも、仲間意識とかは国どころか、団体を超えない。石油危機の鉄道ストの時、その他の労働者が通勤できないため、当時の鉄道労働者に激怒したこともあったし。
　実は僕も若い時は両者を混同していた。そのような人たちは日本と旧ソ連では多いかもしれない。どちらも左翼同士が仲間を組み、左翼同士で激しくケンカしたし。
　明治期から日本人のクリスチャンが聖書の愛と仲間意識を混同する例が多いのと共通したことですね。