例の知的障害を持つ女性、親か作業職員から、僕の事を障碍者だと教えられ、仲間意識がわき、マイホームまで想像したかもしれない。
　首都圏では、１９５０年以前に生まれた身障者たちは障碍者としての仲間意識が強く、それを基盤とした身障夫婦も多かった。その仲間意識自体は後の世代には受け継がれなかったですが。
　確かに、夫婦＝そばにいる人は、仲間みたいな相手がイメージしやすい。言えていますね。逆に、仲間意識を持ちにくい人たちほど、イメージは沸きにくい。一番わかないのは外国系でしょう。そのほか、日本の場合、アイヌや歴史的久差別者、障碍者、ろうあ者とか。僕も昔から疑問に思ってきました。仲間意識を超えた愛を作り、夫婦になった例もたくさん知っていますが、すべて離婚。もっとおかしい。何でしょうね。仲間意識は愛ではないわけですが。
　今の僕はその女性が仮に脳性麻痺だとしても、仲間意識は持てない。その怖さに気が付いているから。特に、国や民族別に仲間意識持つと戦争。今はプーチンがロシアの仲間意識をあおっています。また、仲間意識からは誰も幸福にはなりません。愛だけが幸福作ります。