ガッコ会長は歴史的事実として、「知能指数は近代(19世紀)ヨーロッパで徴兵制度を作るために作られた。上官の指令が読めない・聞いても判らない人は戦えないから。また、知能指数で子供たちの知能を測り、知能障碍児にされていく今の世界の状態もおかしい」。
内、知能関係ですが、知的障碍を持つ子には特別な教育が必要ですね。軽い場合は公立校でやれるわけです。2000年前後、ダウン症を持つ子が公立校で生き生き学んでいる様子の報告手紙も拝読しました。でも、それが重い子は、本当に寺子屋みたいにしない限りはムリです。また、ヒットラーや麻原は知能指数が高いのにあのような事をしたり、知的障害を持つ山下清が素晴らしい絵を描くなど、僕も判りません。脳科学は発達中だから、知能指数が別の形にいつかはなるでしょう。
徴兵関係。確かに、国民国家以降。それまでも戦争はありましたが、ヨーロッパでも、日本でも、国民国家が成立し、徴兵制ができてから、戦争が増えている。マルクスの言うように、経済に原因が集約されるのか。間接的に聞きましたが、その会長は、国民国家の持つ性質が戦争を作ると。それとも、ほかにも原因があるのか。僕にはわかりません。
ただし、ガッコ会長の大きな穴として、各国とも、学校制度も国民養成のために国民国家が作りました。国民国家に異議があるのならば、羽仁進むみたいに何故学校制度自体を問わなかったのか。統合教育をいくら進めても、中味は少しだけは変わっても、学校制度も国民国家も続くからです。
以上から離れて、各国の財政赤字や少子高齢化、移民の増加。これから国民国家はどう変化するのでしょうね。その枠は超え、思いもよらない世界になるのでしょうか。...