洗礼について。僕の行った教派、カトリック、ルター派、東方教会と、いずれも信徒たちからは「洗礼を受ける」という言葉を使う。でも、あるクリスチャンの旧友によれば、「『洗礼を聞く』が正しい表現」だとか。その人の行く教会では、そのように言われているわけである。そのことについては今日は置いておいて、以下の話をする。
　洗礼を与える者は本当は神であり、イエスだが、地上では教会共同体が与えることになっている。でも、実際は神父や牧師である。その気持ちを察すると、個人差はあるが、最初は「私の身体を通してイエス様が洗礼をしている」という気持ちを持っても、回数を重ねると自分が洗礼を与えている気持ちになる神父や牧師もいるのではないか。多く洗礼与えると、イエスを超えた気持ちになる例もあるかもしれない。自分が神様とか。傲慢にもなる。その場合、他人の人権は思いやれなくなる。私は何でもできるとも思うようにも。そこに性欲が絡めば、レイプにも。僕の行った教派だけでなく、日本には牧師レイプ起こしたプロテスタント教派はたくさんあるし、アイルランドやカナダのカトリックはもっと深刻である。レイプだけでもない。十字軍戦争や魔女狩の根の一つだろう。教会組織の中で洗礼が制度化したことがそもそもおかしいわけである。それに早く気が付けば、僕は洗礼は受けなかったね。無論、傲慢な神父や牧師に従うだけの信徒もおかしい。
　以上からも人間の愚かさ感じる。洗礼多く授けての傲慢は愚か。従うのも愚か。最後はイエスは十字架にかけられた。そんなにイエスになりたければ、十字架上で殺されればいい。アヘンよりも程度が悪い。「心のサリン」だね。．．．。