恋愛したい気持ちを自制、または、恋愛できない状態が長く続いた後、自分の好みの異性に出会うか、求愛されると恋愛エネルギーが非常に出ることが多い。
一方、自分の父母や親せき夫婦、学友の父母を想えばわかる通り、夫婦は恋愛ではない。子供の前で恋を語る夫婦は、少なくとも日本では見たことない。いないだろう。強いて言えば、兄妹か姉弟に近い関係になる。恋愛結婚した夫婦もそうである。子がいない夫婦も。考えてみれば、面白い現象だが。自動的に恋愛喪失期間になる。
そこに配偶者の死後、高齢ホームなどで異性と出会うと、冒頭で述べた現象が起き、強い恋愛になると。若者よりも強い恋愛。説明付く。ただし、明治以降の多くの日本人の、恋愛=結婚という短絡思考も出て、弊害も出る。子や孫の反対だけでもない。複数人恋愛の葛藤も。「恋愛は恋愛、結婚は結婚」と割り切る社会ならば、エンジョイ・オンリーになるわけだが。「抑圧された恋愛エネルギーが噴出した状態」ならば、10人の求愛してきた異性に毎日ラヴメールも楽しく書けますよ。
88歳の田原総一朗は元気に恋愛中と、週刊誌の広告に出ていました。頼もしいですね。
(戦前の農村部には従兄妹婚が多かった。そのような夫婦を僕も見たことがあるが、兄妹感覚で仲睦まじかった。近代以前は兄妹、姉弟婚も世界的にかなりあったと思う。古代エジプト王家でもその記録が多いし。結婚と恋愛の違いを見る上での参考になると。究極の結婚はそのようなものかもしれない。神話だが、アダムとイヴの子供たちの事はどうなるかな。それしか人がいなければ、兄妹・姉弟で結婚して、子孫を作るしかなかったのではないか。聖書信仰をお持ちの人たちには申し訳ないが、そのような事も読み取れるわけだ)