若い時にハンセン氏病の多磨全生園に行き、なぜか、伊藤まつさんというおばあちゃん元患者に愛され、昇天まで行き続けた僕。まつさんは僕に「良い彼女が見つかりますように」と神に祈ってくれて、また「恋人ができたら、私の所に一緒に来てね」とも言いました。
以上は日本で言う昭和の事。どのくらい年月が経ったのでしょうか。今はこのフェイスブックの場で、何人もの女性から求愛され、常にラヴメール書いています。今日は一緒に天国に行くことにして、まつさんの写真も見せて、一緒に会うことにしました。無論、天国の写真なんかはないし、イメージも一人一人違うので、そのイメージについては僕は述べなかったですが、かすかでも良いから、彼女たちが伊藤まつさんという僕を愛してくれた人に何か感じてくれたら、それでよいと思います。まつさんと会ったことになるわけです。昭和、20世紀からの大役を果たした感があります。恋人の中にはママさんもいますが、それには子供たちも読める内容にし、恋愛言葉は削除して。差別はいけませんが、区別は必要ですからね。
まつさんは僕の結婚も望んでいましたが、結婚とは何か。聖書にある結婚と、明治以降の結婚は違うものらしいです。僕も近年気が付きつつあるし、ほとんどの神父や牧師も気が付かないこと。僕も結婚崩壊の今だから判りつつあることです。20世紀人だった伊藤まつさんにも判らなかったのも仕方ないわけですね。
それにしても、大役を果たせて良かった。以上がまつさんの僕への望みでした。聖書にイエスの言葉として「人に何かしてほしいと望まれたら、その通りにせよ」とありますが、まつさんの小説は書けない。望まれたこと以外の事はできないと思います。島田の事も「広めてくれ」と言われたからそうしていますが、言われなれば何も書けませんね。当然です。おせっかいはできません。