「これからアメリカ連邦政府は解体に向かい、各州の権限が強くなり、アメリカはEUのような緩やかな連合になる」という噂をネット関係で時々目にしますが、あり得ると思います。というのは、20年間に渡る対アフガニスタン戦争でアメリカ連邦政府はお金がないからです。ベトナム戦争の比ではないだけ、お金を使った。もし、ドル紙幣を大量に刷れば、ハイパーインフレになるし、ドルの威力は地に落つ。ユーロ、中国元、円に世界通貨が代わるから、できませんね。
以上になれば、アメリカという国はあるものの、アメリカは世界に覇権を求めることはできなくなる。世界の対立軸が消えるわけです。反米、抗米の北朝鮮、ロシア、中国、イランも敵が消えるから、大きく変わると。また、アメリカも金持ちではなくなる以上、実際はそこに輸出して儲けている中国も変質さぜるを得ない。日本も周辺が変われば、状況は大きく変わる。日本の政治論争の軸の親米・反米も消えるわけだし。
やはり、ソ連がアフガニスタンと戦争して金がなくなり、潰れましたね。そのリプレイ。または、中世末、十字軍戦争に失敗したヨーロッパがルネッサンスを迎えたように、世界は新文明作るのかもしれない。アフガニスタン戦争に懲りた以上、アメリカの科学者や実業家たちもう兵器開発や産業投資はしないでしょう。クリーンエネルギー、食糧増産、エコ、医療や福祉関係に科学者や実業家も目を向けていくかもしれません。
我々は極めて大きな文明変革の序曲をもうじき目にする事ができるかもしれませんね。