これから小説を書き始めるが、確かに70年代当時の日本もプライバシー観念が薄かった。個の尊重も。目を軍隊や戦争に向けると、そこではプライバシーや個はないね。人はアリみたいに働かされ、戦争させられる。日本でも特に第二次世界大戦中はそうだった。戦後はその戦争体質が消えたのかね。憲法上はそうだった。でも、沖縄を中心に米軍基地はあるし、アメリカから高価な武器も常に買っている。もっと大切な事は、日本から一歩出ると準戦争状態。朝鮮半島、台湾海峡、南シナ海の群島、フィリピンのイスラム紛争、中国とインド、インドとパキスタン、中東、アフリカ諸国と。
世界と日本は切り離せない以上、戦後の日本に戦争体質がないとは言い切れないと。例の軍国主義は終戦で消えたとしても、別の性格の戦争体質が外国から入ってきているかもしれない。また、日本の戦後の経済成長も外国の多くの戦争が絡んでいたわけだし。それ故に個は尊重されず、ライ予防法とか島田の悲恋にもつながっていたと。スタンダール同様、僕も恋愛と社会はリンクしているという考え方だし。
それから、プライバシーはアメリカから入った言葉であるようだが、そのアメリカも、イギリスも軍隊にはプライバシーはないし、個の尊重も本当にあれば、人種差別はないわけです。
追加的に書くと、戦後日本がソ連と組んでも、同様な社会に日本はなっていたきがします。日清戦争以降の戦争反省する必要がある。第二次世界大戦だけでは生ぬるいでしょう。