多くの人たちを見ても判りますが、感動から出た行動は結果がよく、同情からの行動は最終的には悲惨なものになっています。同情は人を狂わす何かがあると。
　　感動も難しいし、程度もある。純粋な恋愛の感動は質が非常に高いようです。それをＭ氏の手記文から知った僕は小説に書くまでに心動かされたし、氏から力を頂いたわけですね。感動の比較はおかしいですが、パラリンピック競技よりも高度な感動だったかもしれないし、今も続いているようです。
　　何もスポーツや絵だけが感動でもない。「真に自分のやりたい事」をしていけば、誰でも他人に感動与えられるようです。かつては「感動与えなくてもよい」と思った時もありますが、島田小説を書き進めている内に見方も変わったわけです。太古日本に感動の与え合い文化があったから、万葉集もできたのかもしれない。そのような文化が復活しないと、日本もいけません。そのような文化ならば、例えば、政治汚職も減るでしょう。まさか、汚職に感動する奴はいないでしょう。変な笑い話で締めました。