記憶をたどれば、「野生動物の肉のグルメ」から何かの病気がうつった例がバブル経済期の日本にもあった。でも、弱いウィルスでその人だけが苦しみ、広まらず、そのまま忘れ去られたようだ。このような事件は好景気の時はどこの国でも起きるが、たまたま中国は動物とウィルスの種類が多いから、今回みたいにもなるのだろう。
どこの国でも祖先は飢えに苦しんだのに。御先祖様がそのような事を見たら、どう思うだろうか。
僕は悲しく、寂しく感じる。グルメしか幸福がない。何だと。もし、経済成長追及の結果がグルメならば、経済成長は人を幸福にはしない。ウィルス感染がなくても、刹那的なグルメに幸福を見出す事は動物以下だから。鳥や犬も仲間と連帯しているわけだから。グルメは本当に「自分だけの楽しみ」なのです。