インターネットで検索し、「赤富士」などの有名なものを別として、選んだものである。
まず、深い青は夜空を表わし、その上に浮かぶ月が良い。
江戸時代の日本に多く見られた小舟。このような舟で漁をしたり、船上宴会も行なったわけである。小舟だから、外国には行けなかったが。
芸者と思われる女性の顔や姿はドラエモンなどの現代日本のアニメを僕は連想せずにはいられない。見方にもよるが、どことなく通じるものがある。そう言えば、現代に作られた浮世絵の中には、本当にドラエモンやのび太君たちを登場させたものもあった。やがては、ご紹介したい。
その女性の姿は肉体を正確に描いた同時期の西洋画とはかなり違う。19世紀、浮世絵の一部を見たフランスのゴッホが惚れこんだのも判る気もする。現代の感覚で言えば、ゴッホは宇宙人の書いた絵みたいに感じられ、非常に面白く感じたに違いない。
僕も中学か高校の美術の教科書で、富士山の浮世絵を見た覚えがかすかにある。とは言え、実際の浮世絵は多様。紹介するかはまだ決めていないが、愛し合う男女のセックスの姿の絵もある。実際はそのような絵が多かったわけで、徳川幕府は時々取り締まったようである。それでも、作られ続け、今はそれも芸術品になっている。ならば、今のアダルト系動画は百年後には芸術品になるだろうか。ならないと見ている。二つの理由で。一つは、そのようなものの中には本人の承諾がないのに無理やりやらされる例が多く、人権にひっかかるから。もう一つは、合意の上でも、関係者たちは単にお金の為にしているわけだから。男女の愛を描いたそのような浮世絵とは訳が違うからである。金の為と、愛の為は大違いである。当たり前だ。
以下、楽しんで下さい。