無論、今回の新型肺炎の事です。すでに2003年のSARS患者・死者数を上回っています。医者たちも予測ができないようです。僕はこの件では無責任な発言はしないし、医大で学んだわけでもないので、一切の発言はできませんね。
でも、感染恐怖は強いながらも、中国社会も「連帯してウィルスに立ち向かう」などの変化がすでに見られます。中国社会は伝統的に我良し、仲間良しの気風。エゴとか派閥社会です。共産党全盛の時も文化大革命で、派閥単位で動いた。戦前は軍閥みたいなものもありました。これが中国の伝統。共産主義も実際は根付かなかった。日本やフランス以上に今は資本主義的ですね。
もし、「連帯」が中国に芽生え、定着したら、あの国は変わるし、そうしたら世界全体も変わるわけです。それだけ大きい国だから。無論、その後は日本も変わる。
でも、「悪く変わる」事もあり得ます。今回の件でマスク・医療関係の役人や企業がぼろもうけをし、逆に中国のエゴ資本主義を強め、どうにもならない国になるとか。それを取り締まるため、人々はナポレオンみたいな権力者を求め、生まれ、果ては戦争するとか。実際、ナポレオンやヒットラーが現れる前も、その国の社会は大混乱した訳だし。
日本の医者たちはこの件の流行準備をすでにされているわけですが、我々にできる事・すべき事は、まず情勢を冷静に見守り、理解する事ですね。それから、無責任な発言はせず、デマにも惑わされない。大事ですね。