トシコロさんの日記

2019年 10月22日 12:01

戦前の公立学校も軍国ファシズムの一因でした

(Web全体に公開)

「70年代の学校を巡る抗争と...」のブログで書いた通り、日本の地方都市のかなりの地域コミニティは明治期以降の公立学校と国家神道を通した国家共同体作りの国策で人為的に作られた面があるはずだと。その他、当然ながら、江戸時代以前の地域共同体を継承したものや、二つの合わさった地域もあったわけだから、話は非常に複雑になる。


  確かに、明治期の日本は当時の欧米列強やロシアの脅威に対抗するため、「富国強兵」を打ち出していた。健康な成人男子だけを集めて、軍隊だけを作っても無力なものになるわけだから、全国民が強力に軍隊をサポートするようにしないと、強兵は実現しない。又、子供の時からそのように教育しないと、男子は軍隊になっても働かないし、女性もサポートしない。サポートも、対軍隊は組織的に行わないと力が出ない。それ故に、国民の団結を図る必要もあった。その為に、天皇の名も持ち出して。

   ならば、昭和初期の政治堕落と軍部台頭のはるか以前に、軍国ファシズムに入る大きな因縁はあったわけである。特に、地方がその傾向が強かった。1904年(明治37年)与謝野晶子が「君死に給うことなかれ」という詩を雑誌などで世間に公表している。その君とは、弟。「私の愛する弟よ、戦地に行っても死なないでくれ」という姉弟愛からの強い祈りの詩だが、世間から強く叩かれた事は有名である。高校時代、NHK教育テレビの高校国語の番組で、それを知り、当時の僕も心痛めた思い出もある。そこからも気が付く事だが、1904年、明治後半の時点ですでに日本にはファシズムが存在していたのではないだろうか。さして悪くもない事を、皆で叩く。感情的になって。まさに、ファシズムだから。そして、国民の団結や軍威昂揚を報道したマスコミも、やはり、根の一つだと言わなければならない。(その他、帝国憲法の構造も。国会・陸軍省・海軍省の地位付けがあいまいだったという。国会が2つの軍隊よりも上ではなかった。その逆でもなかった。あいまいは、無責任を生んだわけである)。

   戦後は軍国主義や国家神道は消え、天皇の名も持ち出される事はなくなったが、地方では戦前の地域共同体が継続したようだ。この辺の所は、正直言って、東京で育った僕などにはよく判らない。余り詳しくも述べられない事だと思う。だが、やはり、かなりの地方出身者が勤務していた各企業にはそれが受け継がれ、経済発展になったのかもしれない。でも、それらも時と共に風化。グローバル化も進み、アメリカ流の経営も入ってきて、国際情勢も大きく変わった1990年ごろ、元号で平成になってから、以上の明治以来の人為的な地域共同体も崩れていったわけである。あるいは、戦前のそのような共同体感覚だった企業の雪印なども。

  マスコミ報道も様々だが、地方の地域共同体崩壊を嘆くものもかなりある。過去の事をじっくり考えて報道しているのだろうか。それも「時代の流れ」として客観的に捉えた方が良い気もする。

  最後に、「誰かに号令掛けられて」の人間関係・共同体作りは余り良いものではない事が歴史から判る。平成以降、日本人はバラバラになったが、一度はそのようになる必要があったし、真の連帯とか共同体は自然発生するものだろうし、その核心は「愛」でなければならないわけだ。聖書のアガペーとか、仏典の菩薩愛。そのような愛の日本が生まれ、世界に広まる事を望むし、世界各地にも同じ事も起きて行く事も十分予測できるわけである。人間はみな99%以上、同じ遺伝子を持つ訳だから。

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