高齢ドライバーによる事故のニュースが話題になっています。
以下の記事では
高齢ドライバーの免許返納が進まない理由の1番めに
「生活に必要」ということを指摘しながら
その対策をスルーしています。
ここ30年くらいでバサバサ切り捨てられてきた公共交通機関を
再び充実させる必要が高まっているのではないでしょうか?
個人の努力だけに頼らないで
社会全体の問題としてとらえなければならないと考えます。
地球環境のためにも
それは重要だと思うのです。
高齢ドライバーの免許返納、スムーズに進めるためにできること 「運転上手でも、5年後を見すえて家族で話し合いを」(ハフポスト日本版)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190426-00010003-huff...
(抜粋)
警察庁科学警察研究所で交通事故の鑑定・分析を担当し、高齢ドライバーの事情に詳しい山梨大学大学院教授の伊藤安海さんに聞いた。
高齢ドライバーの特徴は?
警察庁によると、2018年の高齢運転手(75歳以上)による死亡事故は460件。死亡事故件数全体で占める割合は14.8%だった。
内閣府交通安全白書(2017年)の特集によると、老化にともない視力や体力が低下したり、反射神経が鈍くなったりすることでとっさの判断・対応ができなくなり、事故を引き起こすことがあるという。
「運転が自分本位になり、交通環境を客観的に把握することが難しくなる」とも指摘されている。
特に、高齢ドライバーをめぐる問題でよく聞くのが、「アクセルとブレーキの踏み間違い」だ。伊藤さんは、「踏み間違いが増えるというより、『踏み直しができなくなる』という表現が近いかもしれません」と話す。
「年齢の若いドライバーだとしても、ほんの一瞬アクセルとブレーキを踏み間違えたり、ハンドル操作を謝ったりする場合もあります。若い人はすぐに判断して正しい行動(踏み直しなど)ができますが、高齢者の場合は間違いを認識できなかったり、行動を直せなかったりします」
種々の認知機能低下が原因で起きる運転行動には、「センターラインを越える、路側帯に乗り上げる、車庫入れに失敗する、ふだん通らない道に出ると急に迷ってしまう/パニック状態になる」などがある。
1つでも繰り返し起こすようであれば、交通事故を起こす可能性が高く、免許返納を検討するべきという。
伊藤さんによると、免許の自主返納を阻む理由は主に2つあるという。
1つが、「生活を送るために車が必要」という理由だ。
免許返納率が高い東京や大阪、神奈川では、車以外の交通機関が充実している。一方で、都市部から離れた地域では、車が最も楽な移動手段である場合が多い。
また、高齢ドライバーにとって運転が「生きがい」になっているケースも多いという。
「今の時代の高齢ドライバーにとって、自動車にはその人の青春や人生、思い出やプライドが詰まっている。若い頃から車ありきで生活していて、車との繋がりが非常に強いんです。今の若い世代で置き換えるとしたら、スマートフォンのような存在と言ってもいいかもしれません」
「車は生活のために必要だし、青春も詰まっている。そうした2つの側面があります。人によっては、運転免許を返納することは『生活』を失い、その人の『思い出』や『プライド』も失ってしまうことになる。返納ができない背景には、そうした事情があると思います」
「5年後を見すえて話し合いを」家族でできること
さまざまな事情を抱える高齢者に寄り添いながら、スムーズに免許返納を進めるためには、どうすればいいだろうか。
家族での説得が難しい場合は、主治医や警察署、免許センターに相談する、という手段がある。警察署や運転免許センターには、担当職員が運転に不安のあるドライバーやその家族から相談を受け付ける「運転適性相談窓口」もある。
状況に応じて、こうした専門機関を積極的に活用しよう。
また、伊藤さんは、運転に不安がない段階でも、数年後を見すえて話し合いをすることが大事だと語る。
「いきなり運転をやめなよと言われても、受け入れられず、むしろ説得が難しくなってしまう場合もあります。理想は、運転が比較的上手なうちに、今後どういう状況になったら車を乗り換えるか、運転をやめるかなど、家族でコミュニケーションをとって決めておくことです。車がなくなったら、どんな交通手段を使うか。どこに住み、どんな生活を送るのか。話し合いは早ければ早いほどいいと思います」
「高齢者人口が増えている中で、これから先の5年間、運転に危険がある高齢ドライバーの数はどんどん増えていきます。今これだけ高齢ドライバーが問題になっているのだから、5年後はますます問題は大きくなるでしょう。そのためにも5年後を見すえた対策が必要で、家族間でできることとしては、『まだ運転は大丈夫』という時から話し合いをすることが大事です」
コメント
える=^^=
2019年 05月07日 16:40
実はえるちゃんだって最近は自分の運転技術に自信が持てなくなってきてるほどだからね(^^;
最近はコミュニティーバスと言う形でこれをフォローしてるけど、それでもまだまだ現実のレベルには及んでいない。
また各自治体が独自に運行してるからルート的にも満足できるのは多くないと思う。
各自治体の予算でやりくりするレベルでは限界があるから、こういうところに国の予算をもっとつぎ込むべきと思うのよねぇ(=^‥^=)ノ にゃー
kinchan2008
2019年 05月15日 23:05
>える=^^=さん
>こういうところに国の予算をもっとつぎ込むべきと思うのよねぇ(=^‥^=)ノ にゃー
大同感。
自動車会社はジャブジャブ与党に献金していますから
どうしても
自動車ありきの政策になりますね。