普段の体調を整え、免疫力を高める医療と、ガンや腹膜炎などの大病になった場合の大病院で扱うような医療の両方が必要だし、ヨーロッパでは普段医療も脈々と受け継がれているようです。
でも、明治以来の日本では、普段医療が切り捨てられたようです。ならば、常に体調を崩したり、風邪を引きやすくなる人たちも多くなる。そのような人たちは普段医療の薬を服用しない限りは体質も変わらず、大病院に行っても治るわけもなく、大病院を転々とするようにもなるわけです。その結果、病人が増え、健康保険も赤字が増える。また、普段医療の薬を服用しないと、医者からの健康に対する説明も聞けず、体に悪い食べ物も食べて、その面でも体を壊す面もあります。例えば、生ニンジン。ニンジンは加熱するか、酢漬けにしないといけないと、昔から日本でも、ヨーロッパでも言われています。近代になり確認された事ですが、生ニンジンにはビタミンBを破壊する酵素が含まれているから。その酵素は加熱するか、酢漬けにすれば消えるわけです。先人たちはその事を経験的に知っていて、ニンジンは生では食べませんでした。でも、今の日本では、当り前のようにそれも食べている。また、普段医療が廃れているから、医者自身も健康知識に疎くなっているのかもしれません。
脳性まひも持ち、体も決して丈夫ではない僕ですが、普段医療として漢方薬を常に飲んでいるせいもありましょうか、風邪はほとんど僕は引きません。飲む漢方薬が免疫力を高める効果もあるからです。
日本の医療は単に予算を多くつぎ込むだけでは解決できません。無論、医療予算も大事で削減はいけませんが、日本の医療には歴史的な歪みや欠陥があり、それを正さないと解決はできないもののようです。根は深いわけです。
コメント
トシコロ
2019年 01月29日 16:47
フェイスブックで、貴重なコメントがあり、伊藤園の野菜ジュースには、以上のニンジンの酵素を除去する技術特許があるそうです。とは言え、中には、TV番組で「生ニンジン・スティック」を推奨している医者も見かける。医者では僕はないですが、おかしさを感じます。