火曜午後10時からNHK総合で放送の「しずかちゃんとパパ」を興味深く見ています。大阪落語家の鶴瓶がろう者のパパをうまく演じていますね。娘のしずかが小学の時に同じ学校の子たちに、パパの事でいじめられた回想も織り込んで。パパは先に他界したママと作り上げた写真館を経営し、地域の住民ともうまくやれている設定です。
でも、ろう者の見方も一人一人違いますが、そのような人たちが見たら,どう思うでしょうか。さらには、実録小説やドラマなら。地域住民の差別や無関心に悩まされ、仕事もうまくいかず、資金繰りにも苦しむ場面も考えられます。
とはいえ、ろう者の番組もこれまでの日本では珍しく、見る価値はあると思います。
同世代のろう者の男性と知り合い、50年近く立つ。あの時は僕も彼の訴えを聞けなった。ハンセン氏病元患者の伊藤まつさんや島田療育園の人たちの声は聴けたのに。その彼とは、コンパや会合などのグループの場の付き合いで、個人で心向き合うことも
なかったからでしたね。グループの中ではそれがなく、ろうあ者に限らず、一人一人の心の声は聞こえず、友人にも、恋人にもなれない。今なら個人的に声を聞き、僕も聞いてもらいますが。
(グループの中は細かいやり取りや気付きもできず、煩雑なだけ。まさに昔の雑居施設やハンセン氏病療養所に通じる。より重度な障碍者を切りすてた身障会にも。さらには、近年伝えられる牧師レイプにも通じると思う。共通するものがあるね.)