今の科学では、精神的な営み全部は脳の働きだとされている。脳は蛋白質でできている。ならば、精神的・社会的な営み全ては蛋白質がしていることにもなりかねない。釈迦の説いた深遠な哲理も、イエスの説いた愛も、マルクスが分析したお金の社会支配もみな蛋白質が作り出したことになってくる。仕事も、恋愛やスポーツも。何かおかしい。
　要するに，人間に限っても、精神とか感情、思考は上べしかわかっていない。９９％未解明かもしれない。ならば、人を傷つける戦争や差別はいくら法規制しても続くし、ましてや哺乳類や鳥類の精神性はもっとわからず、意思疎通もせず、牛や鶏も殺して食べるわけだ。
　精神についての真の科学が生まれ、育つ時、戦争やレイプ、差別や格差がなく、動物たちとも意思疎通でき、犯罪も肉食もしたくなくなる社会になろう。蛋白質や遺伝子を超える力を本当に精神は持つなら、死後生の件も出ると思うし、僕みたいに身障を持って生きる意味も出てくるかもしれない。民族や国、宗教で人を分ける愚かさも。
　今の科学も未発達です。