例の教派で僕は祭り上げられそうになったが、昭和天皇が軍部に祭り上げられたいきさつを知っていたから、気が付き次第、逃げた。それでよかったが、いきさつを知らなければ話に乗ったと。成功するわけはないから、大変なことにもなったね。祭り上げの知識、明治から昭和の天皇はなかったから、難しいと。
　しかし、「神の名の下の」商売とか戦争はもちろん、ボランティアや福祉活動、恋愛や結婚さえもおかしい気もする。やりたいことがあれば、そのままやるしかない。人が神を利用しているように見える。人が主。例の教派で教会のジュニア会が、その名でディズニーランドに遊びに行き、牧師に怒られたことも。でも、牧師たち含め、大人も神の名の下、酒を飲むとか、親睦会していた。その鏡でした。
　イエスは「父の意のままに」、コーランも絶対服従、親鸞も絶対的に身を任すことを説きました。人本位のものばかりならば、無神論も出るわけですよ。
　（その教派では一生を棒に振った例も。中途半端なことばかりならそうなる。それはともかく、他の教派組織や仏教系新興宗教行っても、僕は何かの形で利用されるか、溶け込めないかのいずれかだったとみている。組織は個人を利用するしか能がないから。著書「ビッグクエスチョン」の中でホーキング博士は、ヨーロッパの歴代教会の障碍者への虐待を激怒していたが、何もキリスト教が悪いわけではなく、教会問題も超えて、組織の持つ悪の面のせいだろうし、現代では政党や企業に当てはまることだと。日本の水俣病問題はその典型例である。）