20代から３０代初めに当たる時期、僕は恋愛の機会がなかった。それ自体がない環境と言おうか。その代わり、仲間扱いや会長、役員の席を与えられても、満足はしない。その２つは会や教派内にしか通じない狭いものだし。さみしいものでもある。
　今、何人もの女性たちの求愛に応じ、ほぼ毎日ラヴメール書けているのも、以上の経験が明らかに下敷きになっている。彼女たちも一人一人違うが、恋愛の機会がなかったり、愛に傷つくなどで、寂しいから求愛。寂しさを察せられる。今後も全員大切にする。
　例の教派で身障差別ゆえに恋人出来ないと激怒している身障男性がいた。でも、実際は恋愛自体がその教派にはなかったのである。そこの男女が求めあっていたものは、マイホーム幻想であり、小さなイエ作り。愛も求め合っていないし、貧しい国に施すことだと誤解さえしているわけである。本当の恋愛は障碍の壁も超えるのである。