先日、テレビで2500年前の中国の戦国時代の様子の番組を見て気が付いた。当時も国家間で生き残るための激烈な競争が行われ、食糧と奴隷エネルギー獲得のために戦争が多発していた。ヒットラーは戦争したとも言える。インド亜大陸、中東、南ヨーロッパでもそうだった。旧約聖書にもたくさん記されている。
ならば、今も同じではないか。奴隷が石油などの資源になっただけで。国連や国際法はあるものの、「各国家間の競争の社会構造」は2500年前と変わっていないし、それこそが「戦争の元凶」に違いないのだ。その社会構造に乗り、プーチンやヒットラーは戦争したとも言える。
それは社会組織や各個人にも強い影響を与えているらしい。各企業間の競争は言うまでもないし、どの国も政党間も、政党内もそうで、足の引っ張り合いばかりしている。宗教はキリスト教同士、仏教同士でさえそう。僕の見聞きした教育・福祉・身障団体もそう。「協力」が欠落している。まさに、政治、教育、福祉が世界的に良くならない理由でもある。当たり前。戦争だけでもない。船井幸雄氏は早くから気が付いていたらしく、指摘もしていた。
改善策は二つ。競争のむなしさを悟り、「協力」に舵を取ること。もう一つは、フリーエネルギー作り。原子力エネルギーが作れてからかなり経ち、物理学も非常に発達している以上、それよりもはるかに効率的で安全なエネルギーができるはず。最近知ったが、真空エネルギーは宇宙に普遍的にあるダークエネルギーと判りつつあるとか。それが確定したら、その応用でそこから普遍的で無尽蔵である極めて効率的な新エネルギーができるわけである。今回のプーチンは中東の石油と天然ガスを取るためにその出口になるウクライナを支配しようとしたはずだが、新エネルギーが作られれば、このような事はもうないわけだから。
国家間の競争も減り、人々も「協力」に舵を取るかもしれない。
最後に、物理学と数学の両方に詳しい人は、真空エネルギーとフリーエネルギーを数式化して、実現に近付けてもらいたい。