先日、金持ち私立校の在日系は差別がないと書きましたが、本当にそうでしょうか。何かの仲間意識を持てば差別や差別意識は消えるのでしょうか。
　　それで消えるだけ簡単なものではないでしょう。双方が差別に気が付かなくなることはあっても、差別意識は消えません。表に出なくなるだけ、厄介かもしれません。例えば、在日韓国系や中国系の場合、日本がそれらの祖国と戦争みたいになれば、どうなるか、考えてみて下さい。
　　僕が行った教会は明治から仲間意識を重んじていますが、在日系、部落系、当然、アイヌへの差別感情も強く、一緒に聖餐式や寄付活動しても差別は消えず、特に結婚や恋愛面の差別が強く、そのケンカばかり。さらには、被差別民や障碍者に限らず、人間を一からげに見て、個人とは見ません。僕は仲間意識などは欲しくないから、洗礼は受けても、堅信と聖餐式は受けなかったわけです。
　差別を消す手順は、まず自分が自分になり、他人の個性もすべて認め、受け止めてからの愛しかありません。イエスも、シャカもそうしましたね。
（僕の母校の光明養護学校でも「病弱舎」が今はあるし、脳性まひに限って見ても、障碍程度も想像を絶するだけ、複雑多様化している。また、実は健全児の様子も複雑多様で、学校に合わない子たちが「不登校児」になり、特に問題化しているわけである。僕も在校中の経験で光明養護や公立校に教育意見は述べられないと思うわけだ。また、例えば薬害経験など、医学の事は今後も誰でも関わり合うから、医者やナースに参考意見は述べられるが、学校は卒業すれば、もう関わり合うことはないから、自分の子のそれ例外、下手な口出しは無責任にもなりかねない。事実、学校の素人意見は的外ればかりであり、医学関係と比べても難しい。学校関係の市民運動が世界的に育たないのも判る気がする）