「誰か一人が何か言う・どこかに行くと、多くの人たちが考えずに付いてくる」状況は異様である。１９８０年前後に僕が入っていた複数の福祉会や身障会もそうで、当時の僕も不勉強ながらおかしいと感じていた。僕も一回そのように付いていき、おかしさを自ら感じ、後はそれはやめたが。当時の日本社会にそのような気風があったなら、後年のオウム真理教につながったかもしれないと思う。ただついて行く事は思考停止であり、そのような人たちの人生も狂うわけである。また、そのような会は必ず潰れていた。
　歴史を見るに、１９２０年代以降のドイツは以上の傾向が強く、そこからナチスが台頭した。いつから始まったかは諸説があるが、日本でも同じ流れがあった。つまり、以上の傾向は戦前からあったことにもなる。甘えでも片付けられない深刻な問題である。
　今の日本もあり、その一部が学校での集団いじめだとも考えられる。思考停止になった子たちが仲間の精神障害児や在日系をたたく構図である。もうじき終戦の日だが、以上を断ち切らない限り、アジアと世界に平和は来ないだろう。