5月にルイーズ・ジョーンズさんは「6月に日本で大地震が起きる」と言いました。石川県の震度6弱の地震でしたね。現地は大変でした。さらに、これからも日本で強い地震が起きるとか。活断層が動くタイプの地震は予測できませんから、常に火の用心ですね。
日本付近の海溝型地震の可能性がある所は3つ。千島と、東海から東南海海溝の東端と最西部。内、千島海溝で起きるとロシアはもちろん、北海道でも大きく揺れ、大津波も北海道から小笠原諸島にかけて襲います。
東海は1944年、東南海は1946年に起き、2200年近くまでは起きませんが、最西部の日向灘沖と、東端の伊豆の西沖の小さなところでは起きず、エネルギーが放出されなかった。内、伊豆沖だけのプレートが動き、地震が起きた例は過去にはないそうなので、単独で地震が起きるか、科学者の間でも意見が割れています。
人や社会、自然のエネルギーを読み取る能力を持つゲリー・ポーネル氏が「2015年に伊豆沖でM9の地震が起きる」と予言。実際に起きたのは台湾でしたから、アメリカから見たせいだと思いますか、場所はずれた。でも、僕が注目したのはマグニチュード。確かに、東海から東南海プレートが全部動けばM9ですが、伊豆沖だけならば9どころか、8にもなりません。関東大震災のMは7.9でしたが、それよりもプレートが動くエリアは狭いから、それ未満です。東日本大震災の時は動いたプレートが広かったからM9になったように、動くプレートの広さと、Mの強さも比例しているわけです。恐らく、過去から未来の東海から東南海地域の全部のプレートのエネルギーをゲリー氏は読み取り、M9と述べたのでしょう。マグニチュード計算のできる地震科学者に計算してもらえば、そのような数字は出さなかったと思います。