トシコロさんの日記

2021年 10月23日 13:41

僕が行った島田療育園と多磨全生園

(Web全体に公開)

  どちらも福祉や障碍者問題の枠を超えていた。島田療育園の問題の根本は経済だった事に、その小説を書きながら気が付いている。林田博士のモデルの小林医学博士も、「金策には苦労した」と述べられていたし、その通りの事を小説でも書かざるを得なかった。僕の書いているものは福祉の名を借りた経済小説である事にも今は気が付いている。また、経済破綻から人心も荒れ、園生虐待もあり、島田自体が崩れていった様子は、その後の平成年間の日本社会に極めて似ていた。神秘的な見方はしないものの、そこで見たものは当時の未来だった。

  多磨全生園の問題点は戦前も、戦後も国家権力。戦前の事は言うまでもないが、戦後の事は行っていた時は知らされず、2000年の「和解判決」で日本国民が知った訳である。隠ぺいみたいで、戦後政府も姑息である。今の僕は思うが、もし、全生園を舞台に小説を書くならば、国家問題小説になるわけである。

  以上2つはどう考えても福祉や障碍者問題の枠を超えている。どちらも当時の福祉や障碍者問題では対応できなかった。1980年ごろに島田の問題を盛んに書いた一身障ミニコミ誌。次第に売れなくなり、倒産。中には理解した身障読者もいたが、ほとんどは理解できなったから売れなくなったとしか考えられない。書いている人に「愛を感じる。素敵です」という声を述べる読者もいたが、あくまでも書き手に注目したのであり、島田に目を向けた事にはならないわけであるし。90年代には僕は光明養護学校のクラス会によく行った。そこでは島田の事は話さなかったが、皆の話を聞き、島田は昔の光明養護学校やその後の(施設・在宅の別なく)福祉関係とは大違いである事を思った。また、皆と僕の発想がかなり違っている事も。

  もっとも、日本経済新聞の記事によく出ているが、2010年代は経済面で行き詰まり、つぶれていった施設や介護事業所が増えたし、企業自体もそうなっているそうだ。コロナが絡み、昨年はさらに増えている。「島田の状況」に日本自体がなっているようである。これからの日本はどうなるだろうか。また、選挙では「分配が先か、成長が先か」が各党の争点になっているようだが、その指標のGDPとかGNPは何なのだろうか。それらの指数が高ければ、人は幸福になるのか。1960年代、早くもケネディ大統領の弟のロバート・ケネディが「例えば、子供たちの喜ぶ声はGDPには入らないじゃないか。逆に、核兵器もGDPに含まれる。おかしい」と批判していた。(「クソったれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界・講談社」参照)。あとは後日に書くが、政治家も、投票者もGDP基礎の政策で良いのだろうか。島田療育園の過去は今の我々に経済面を問い掛けているかも知れない。多磨全生園は国家権力のあり方を。とにかく、若い時の僕は大変な所に行ったものである。

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