佐久のみなさんへ. 2021年9月
オリンピック、パラリンピックは終わりましたね。ぼくもテレビで見ていました。その話をします。
オリンピックは体そうと新体そう、空手、ソフトボール、野球、リレーがとくに心にのこっています。
体そうはつりかわやあん馬など、いろいろなものがありますね。つりかわは高い所にのぼる。選手たちはこわくないのかといつも思います。落ちる選手もいた。あぶないですから、みなさんもまねしないで下さいね。選手たちは毎日れんしゅうして、落ちないコツをつかんでいるわけです。
新体そうはきれいです。ぼくには何かの芸術(げいじゅつ)に見えるわけです。点数を付けるのがもったいないだけ、全部の選手が美しく見えます。その決勝戦は録画(ろくが)してあり、まだ見ていません。これから見るわけですね。
パラリンピックは、バスケットや車いすラグビーなど、ボール競技を多く見ました。目が不自由な人たちの、ゴールボールというものもありました。終わりの日のマラソン。とくに、目が不自由な人と助ける人がいっしょに走るマラソンがいんしょう的でした。金メダルの組でさえ、タイムは3時間。みなさんや保育士の先生たちが3時間走れば、体をこわし、大変なことになりますね。それを選手と助ける人たちはした。4時間走った組もあるわけです。みなさんもまねしないで下さいね。
最後に、みなメダルを取った選手に目を向けますが、名前はおぼえられなくても、おそくゴールしたり、負けたチーム、ケガなどで早くやめた選手もいたことを思い出し、心で拍手して下さい。そのような選手やチームはテレビに余りうつりませんが、一生けんめいがんばったわけですから。僕の小学3年の時も東京オリンピックがありましたが、その時のぼくの先生はテレビを見ながら、すべての国の選手に拍手して「日本だけでなく、全部の国の選手をおうえんしましょう」と言った事を思いだします。そのとおりですね。