１９７０年代の日本は社会の歪みを教育と拝金主義に求める意見が多かったですね。受験戦争や汚職が深刻だったから。
　でも、以上も大切ですが、僕は原因は別にある気がしていたし、例の東大法学部Ａは「結婚制度」と断言もしていた。Ａの言う事は当時の僕は否定しました。でも、実は当時から離婚者が増えていた。隠されていたわけです。結婚制度が崩れつつある今は以下のような見方も出てくる。又、思い出せば、島田身障園生の二人とか、独身のハンセン氏病元患者も以下の見方をしていた。島田身障園生の中には、僕よりも結婚志向意識が強い例もあり、驚いた。特に「何歳で結婚したいか」聞かれて、返答できなかった事があります。今思うと、結婚という事が判らないでの質問だから、その意味では変ですね。
　また、少し前まで、特に女性に結婚シンドロームにかかる例も多かった。身障女性で深刻にかかった例も。でも、これも結婚の事は本当は知らないわけだから、変です。とにかく、知らない事は恐ろしいわけです。