トシコロさんの日記

2021年 04月15日 14:44

シマハタ小説を書き続けて思ったこと

(Web全体に公開)

  障碍者の恋愛・結婚差別というかねてからの問題意識もこれから書けるわけだから、書いて良かったとまず思った。その前触れとして、まずその兄弟姉妹のその件について書いてみたわけである。また、職員の結婚難の問題も、20世紀の感覚で書き始めている。多くの身障者は身障者だけのその件ばかり訴えている。昔の僕もそうだったが、併せて兄弟姉妹や職員のその件も述べた方が多くの人たちに理解してもらえる事に今は気が付いているからだ。その件も投影できるからである。


  島田療育園を訪問しなければ?を考えてみた。よくは判らないが、やはり、似た小説を書いただろう。恋愛・結婚の差別の件に悩み、ウィスキー依存症にもなり、若死にした故H氏という身障者の旧友がいたが、氏をモデルに小説を書いた気がする。僕は島田のことの次に問題意識を寄せた相手でもあるし。生きている時は気が付かなかったが、氏もかなりの親友だったわけだし。

  しかし、光明養護学校を舞台にしたものも、また、架空の学園を設定した統合教育の小説も、島田に行かなくても書いていないはずだ。以上の種の問題は出せないからである。その間、主人公も同級生も年齢は6歳から18歳。兄弟姉妹もその前後。結婚は出てくるわけもないし、恋愛も淡い初恋止まり。しかも、僕の頃の介助職員は夜間学生がほとんどで、それも結婚には早い。書けないと。問題意識を投影できないものから、どうして小説が描けようか。せいぜい遠足などの思い出を遊びで書くことくらいである。40年前、身障者の世界は養護学校推進派と統合教育に二分して論争が繰り広げれられたが、どちらの議論を深めても以上の問題は出てこないわけである。統合教育シンパみたいになった学生たちと僕も議論したが、出てこなかった。少し後に知り合った故H氏と「統合教育だろうが、養護学校卒だろうが、卒業すれば同じだし、変わらないじゃないか。それよりも問題は恋愛や結婚だ。そこに真の差別性が含まれている」で話が一致したわけです。因みに、反養護学校運動した人の中には、勉強もさせてもらえずに管理ばかりされるひどい所もありました。そのような人たちのことは理解できるし、理解しないといけないと思います。

  最後に、小説といえば、こんな短編小説があります。「障害と文学(荒井裕樹著・現代書館)」に載っていましたが、このようなあらすじでした。1950年代に時代設定。30歳くらいの男性の軽度脳性まひ者が主人公。4歳下だろうか、妹も。元は親子4人暮らし。でも、まず母が死に、父も。主人公は勿論、妹も御縁はなし。当時は23歳までに女性は結婚していた時代です。二人は御縁をあきらめた後、セックスをして、夫婦のように暮らす筋書き。初セックスの場面で小説は終わっています。荒井裕樹が「戦前世代の身障者には、セックスと介護は結び付いて考えられていた」と解説がありましたが、それを抜きにしても、生々しい小説だと思います。僕が生きている時代よりも厳しい身障者と、その兄弟姉妹の差別が両方描かれているからです。

  そして、昔の僕は気が付きませんでしたが、以上の差別の件はハンセン氏病差別や在日系差別、その他の差別問題にも通じているわけです。根は深い。ハンセン氏病の件も単なる感染の件だけでもないし。それらは資本主義経済構造と結婚制度が複雑に絡み合っているし、前者を社会主義に変えた国々でも、国家主義になり、弱者は切り捨てられるというひどい事になりました。しかも、秘密的に。これが20世紀の世界の現実でした。

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