1970年代まで離婚は「当人、特に女性側のわがまま」と世間では言われ、当人たちもそのように想い、肩身の狭い想いや罪悪感にさいなまれ、当人たちは勿論、片親になった子供たちも差別された。それゆえ、精神病になられた人たちも多かった。僕も複数の例を見ている。又、卯人たちのご両親も「私の育て方が悪かった」と思う例が多かった。
80年代以降は次第に「相性が悪かっただけ。個人的な問題。とやかく言うのはおかしい」という見方をする人が増え、以上のような深刻さは減った。それにしても、「相性」とは何だろう。抽象的で訳が判らない。その見方もおかしいわけである。筋が通らない。結婚に至るまでのプロセスがあれば、「相性が悪い」とも言えない。当人たちも割り切れない想いを抱いてきた。21世紀になり、離婚はさらに激増。最近もある人から「結婚した組の4分の1は離婚」という話を聞いた。それなら、なおさら、相性では説明が付かないし、個人的な事からは大きく超越している。
そこからも前に書いた通り、明治以降の結婚制度に原因があり、破たんしつつあると思わざるを得ないわけである。例えば、恋愛の問題に法律や国家は介入しない。愛の問題には介入しようがないからだ。精神性の問2題だから。本来の結婚も、男女の深い心の結びつきによって起きるならば、それは本当にムリがあると考えられる。
僕の見た範囲内でも、結婚前の若い人たちは、愛を通り越して結婚やマイホーム作りの相手を探す事に最大限の力を注いでいた。勉強や冒険もろくにせずに。「そうしないと幸福になれない。愛も得られない」と強迫神経症気味でおかしかった。結婚後は自宅と会社の往復だけ。視野も狭くなり、友人も激減。80年代、若くして結婚された方が「寂しい」を連発。当時の僕は判らなかったが、そのような例はミクシーではいくらでもあった。今の僕はそのような人たちの気持ちもよく判るわけです。
とは言え、以上は改憲の理由にはならないだろう。憲法は多くの要素で成り立っているから。結婚だけで改憲はおかしいわけである。その他、腐敗政治が相次ぐ今の日本では、改憲したら粗悪憲法になり、大変な事になりそうだと思うし。「平和主義・基本的人権」などは削除してはいけないし。その辺が難しい所である。
それにしても、解決策はないのか。自然に歴史の流れが解決していく気もするが。それから、離婚は悪いことだろうか。良くも、悪くもないと思う。良い・悪いの価値観はおかしいと思う。
コメント
Yoshi
2021年 02月20日 10:50
芸能人でも離婚の報道が多いですよね~
そんな報道を見ていると「私たちも・・・」と考える人も多いのでは思います^^;