イルカは社会性があり、仲間で助け合う動物だから、イルカの生態などを究めていくと、我々人間の経済や福祉の新しい在り方も見えてくるに違いない。最初は童話をまた書きたくなったから書いたわけだが、そのような意義も見出しつつあるのである。
25日深夜のNHK教育テレビでも放送されたが、人間は勿論、カラスやチンパンジーも大脳新皮質が発達しており、目的のため、食欲などの欲望を理性で抑える・コントロールできるそうである。それが発達していない動物は欲望のままに、腹一杯になるまで食い尽くすわけだが。イルカもカラスなどと同じに違いないと思う。カラスやチンパンジーの言語はかなり解明されているようだが、やがてはイルカの言語も解明され、更に、進化したコンピューターで解析され、我々人間と話もできる時も来るだろう。日本や沿岸ヨーロッパの一部の国では、漁のため、イルカを殺す事も行なわれているが、元々海は地球のものだし、漁優先のために社会性動物の命を奪う事はおかしいわけである。更には、その漁はかなりが畜産の餌になるようだから、尚更である。
それにしても、「大脳新皮質」が発達しているはずの人間なのに、欲望のままの資本主義文明を発達させたのはいかなるわけか。非常におかしい。それが発達していない動物も、欲望追及は食欲に限られ、それも腹一杯になれば、何も食べなくなる。性欲を過度に追及する動物もいないのに。人間は食欲や性欲だけでなく、お金や品物、権力欲も限りなく追及する。資本主義の中に生きている我々人間の大脳新皮質は本当にどうなっているのか。脳のスキャンで見てみたいものである。こんな事も思いたくなる。でも、資本主義が出て発達したのはここ400年くらいの事だから、人類や地球の歴史から見ればほんの短期間に過ぎず、欲望と言っても、例えば、真理や美、愛などの追及への欲望に代わる新文明が出てくることを願わずにはいられないわけである。
コメント
Yoshi
2020年 10月27日 11:16
動物達とお話ができたら
おもしろいですね^^
ひろちん
2020年 10月27日 13:21
>Yoshiさん
飼い犬とお話出来たら楽しいんだろうなぁ~と思うと同時に『もっとおいしいご飯頂戴』とか『お散歩少ない』とか文句を言われそう(笑)