トシコロ

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トシコロさんの日記

2020年 10月08日 10:36

思いやり

(Web全体に公開)

 恋愛とか結婚の真の目的も「相互の思いやり・愛」だろう。古来から言われている事であり、当り前だが、日本に限って言っても、多くの人々が見失ってい事である。歴史を振り返ろう。
   明治から終戦に掛けては、女性が一方的に思いやる例が多かったようだ。女性の人権がまだ低かった。夏目漱石著の「心」にも、主人公男性が「お嬢さんをぜひ下さい」と、恋人の父親に頼む場面も出てくるなど、戦前の小説に多く描かれている。特に、農村では、女性の一方的な愛が多かった。それでも、都市部には、妻を非常に大切にした男性もかなり出た事は注目に値する。戦前社会も光の面もあったわけである。
   戦後、新憲法にも「結婚は両性の合意のみに成立する」と書かれるなど、男も女性を思いやる例が増えた。終戦直後の日本社会の様子を描いた小説の「青い山脈」にも色々と描かれている。食料は不足していたが、戦争孤児への民間の救済も活発に行われたし、平和主義と並んで、思いやり・愛がたくさん生じた。そのままならば、非常に早くに共生社会に移行するはずだった。ところが。
  その後の高度経済成長で人々の心はお金と自分に向くようになった。次第に「思いやり・愛」を多くの日本人が忘れるように。かつての軍国主義とは違った不幸がその辺りから、日本人に押し寄せるようになったと思う。1965年ごろに書かれた亀井勝一郎という文芸評論家・哲学者の複数の本には、当時の若者の恋愛を「思いやりを忘れて、性のスポーツと化した」と痛烈に皮肉を述べている。更に「それが性の解放と男女共に言っているが、女性にとって解放だろうか」と疑問を呈している。その後の妊娠中絶増加や子連れママの激増などを思えば、その指摘も的を得ていたと思われる。また、「思いやりを忘れて、性だけを求める」は何なのかと。今の非婚、離婚、アダルトも1960年代から始まっていたわけである。何も平成時代になってからの不景気のせいでもないはずだ。単に格好の良い異性を求める例かお送り、マスコミもそのような情報を盛んに60年代から流すようになった訳である。やや趣は違うが、1980年ごろの首都圏に多発した身障運動家同士の激しいケンカも、「思いやり忘れ」の流れと大いに関係あると。身障者も人間だから、世間の流れに流されて、意識も変わるから。どんな人たちでも、思いやりを忘れれば、まともに人とも付き合えなくなるわけである。
  思いやりを忘れれば、恋愛や結婚の目的も見失う。当然だし、僕自身も最近その目的を再確認したわけである。思いやりが日本に、世界に復活して欲しいと思う。

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