日本の福祉の根本的な欠陥も、多くの人たちの無関心だろう。昔の児童関係の「かぎっ子」、障碍者や高齢者への介護なども行政や一部の人たちに任せて、関わろうとしない多くの人たちの姿勢であり、まさに「利己心百%」の今までの人たちの心が作り出したものである。また、関わり、福祉職やボランティアしても、根がそうならば、うまくいくわけもない。障碍者や高齢者たちへの虐待とか、すぐ止めるなど、中途半端な関わりになるわけである。利己心は消せないものである以上は、それに利他とか連帯愛を本当に付け加えなければ、解決できない。ケアされる側も、その心がなければ、介護者たちとは意志疎通できず、どうにもならなくなる。
数年前から、施設や通所の大きなトラブルや、倒産が実は増えている。日本経済新聞にも常に載っていた。かなりが会社形式だが、それは経営が難しくなっている事を示している。又、ハンセン氏病関係含む、国立などの公営の施設でも、職員の何かの腐敗とかトラブルの事も情報が洩れている。元々秘密主義の所だけに、「漏れる」ならば、腐敗が相当深く、本来ならば、いつ潰れてもおかしくない状態だろう。
今の施設や通所崩壊も、根ははるか前にあったこと。コロナは問題が浮き彫りにされた結果に過ぎない。コロナのせいではない。「利己心100%」の人々の心が原因。
これから会社も、国の力も決定的に衰える。今まで通り、「利己心だけ」の人々の心ならば、高齢者、障碍者、小さい子供たちはどうにもならなくなる。また、「無関心」の多くの人たちも本当は非常に寂しく、不幸だが、その問題も解決しない。「連帯愛や利他」の心を持たないと全ての人たちが救われない。
因みに、今までの日本の「アベノミクス」は夢に過ぎなかった。幻想と言おうか。幻想を与えた側はおかしいが、受け入れた人たちもおかしい。大体、高度経済成長時代と社会状況は日本も大きく違う。そのようなものができるわけもないでしょ。夢・幻から覚めて下さい。それも大事なことですね。