トシコロさんの日記

2020年 07月23日 11:58

共生遺伝子とエゴ遺伝子の働きと、歴史や僕の見た謎

(Web全体に公開)

  2014年1月に他界した船井幸雄氏は世界予測が好きで、多くの正確な予測をしたが、その他、遺伝子に詳しい学者たちとも親しかった関係で、人間や社会の問題を遺伝子レベルの面からも考察されていた。人間には2つの遺伝子があると、難しい言葉を使って説明もされていた。僕なりに判りやすい言葉に変えて、お伝えすると、題の通り、「共生遺伝子とエゴ遺伝子」になろうか。そして、船井氏は親しい生物学者から得た情報として、「元々人間は共生遺伝子が強く、原始時代は助け合って生きていた。でも、何かの理由で共生遺伝子はOFFになり、エゴ遺伝子がONに、数千年くらい前になった。それで貨幣、封建制などに次第になり、戦争も、差別にもなった。近代になっても変わらず、お金主義の資本主義や官僚制にもつながった。旧ソ連も搾取社会である事には変わりがなく、私船井の予測通り、早く滅んだ。...」。


  そうかもしれません。網野善彦著「日本社会の歴史(上中下巻・岩波新書)」にも、縄文時代は助け合いが当たり前のように行われ、身体障碍を持った仲間も大切にされていた様子も書かれてあります。その他、ネアンデルタール人にも同様な事の物証が発掘されているわけです。

  その後も、シャカは修行により、イエスは生まれつき「共生遺伝子がON、エゴ遺伝子がOFF」になり、あのような生き方をしたかも知れませんが、後継者たちがエゴ遺伝子ばかりだったから、次第に理屈に明け暮れ、ケンカしたり、宗教戦争も起こすようになったと。例の十字軍戦争もその果ての姿だったかも知れません。

  話は飛び、僕の目にした、耳に聞いた多くの謎も以上で説明付きます。身障運動家やボランティア同士が次第に理屈をこねたり、激しいケンカをして自滅した事とか。身障者やハンセン氏病元患者が精神障碍者をバカにする事とか。どんな立場の者でも、遊んで、酒飲んで仲よくしても、最後は決まってケンカ別れになってしまう事とか。離婚の問題も含まれます。離婚の前に結婚があるわけですが、歴史ドラマでも判る通り、封建制の時代はイエの為の結婚になった。イエは家長が権力的。その封建的なイエ制度も「エゴ遺伝子」の働きそのものだったと言えましょう。

  無論、近代以降のナポレオンやスターリン、ポル・ポトなど、社会変革に情熱を燃やした人たちが権力者になり、戦争や虐殺をしてしまう問題も。ヒットラーや麻原は言うまでもありません。ヒットラーも、東条英機も相当の学力があったのは事実です。脳は発達していた。でも、いくら頭が良くても、エゴ遺伝子が全開ならば、非常に悪くなる。個人的に思いますが、人格や発想は脳が支配しているのか、疑問です。ひょっとして、遺伝子と霊魂なるものが心を支配しているのではないかと思いたくなります。

   最近、船井氏の事を思い出し、かつての身障運動やボランティアの挫折も、当時はまだ解明されていなかった遺伝子の働きならば、仕方ないと思い、納得できました。良かったです。

   因みに、船井氏は「2020年からミロクの時代に入る」。つまり、共生遺伝子が支配する時代になると予告しました。もっと不思議な事として、「地球の意識も変わり、肉食動物が草食動物を食べるシステムも変わりつつある。ライオンとシマウマが仲良くしている姿も多くなった。生命エネルギーは直接太陽光から取り入れるものに変わりつつある」と、今の科学を超えた事も述べていたわけです。

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