職員たちの会話は、もちろん、創作ですが、「美濃部亮吉氏の推薦人」に牧師もいたのは事実です。美濃部氏は都知事選挙に３回出馬しましたが、そのどれかの一つに、牧師も推薦人として名前が選挙公報に載っていたのを僕は覚えていますから。


　　美濃部氏を最初は日本社会党と日本共産党、後には公明党も推薦しましたが、元々日本社会党の発起人はクリスチャンで、その後もかなりのクリスチャンが入党していました。

　　　因みに、１９６７年の都知事選挙の美濃部氏の対立候補の松下正寿氏もクリスチャンで、当時の東京のクリスチャンたちは支持が割れたようです。

　　　都知事選挙は４年ごとに行われ、美濃部氏は１９７５年まで都知事選挙をしましたが、僕が選挙権を持ったのは７６年。それらの選挙に投票することはありませんでした。