島田小説。今は６０年代後半を書いている。大体、６０年代は島田共同体の形成期で、７０年代は崩壊期と思えばいい。一方、高島平団地はもっと大きく見ないといけない。日本の地方の地域共同体が経済発達で崩れて、応急措置として巨大団地ができたわけだから。また、全生園ができた根の明治時代も、国家組織により、日本各地の地域共同体が崩壊した果てに、あのような隔離政策が行われたわけだし。そして、ＶＹＳだが、少なくとも、東京ＶＹＳは７７年以降は共同体崩壊期だった。ならば、無意識的にそれらに行った理由も見えてこないか。東京ＶＹＳは崩れつつある。その寂しさと共通するものを以上に見出し、各自が気になったと。しかも、その策は誰にも見えなかった。一部は学校関係に共同体復活を求めたが、卒業すれば、サヨナラの所だし、勉強を目的とする組織に過ぎないわけだ。ムリだった。こんないきさつが。島田や全生園に我々が、僕も行った理由もわかる気がしてきた。
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　難解だった、僕が島田や全生園、高島平団地も判る気がしてきました。また、世田谷関係の問題も以上と同じです。同じものを僕は各場で見たわけです。