見たり、聞いた所、恋愛感情からの結婚は、相思相愛でも難しいようです。心のすれ違いから大ゲンカになる例もかなりある。また、交際を長く続けても、結婚に至らなかったり、至っても離婚したり。
カラクリがあります。結婚とは二人の共同生活・人生。冷静な思考を司る大脳前頭葉を非常に働かせ、今後の二人の生活をまずイメージングしなければ、それはできません。
でも、恋愛感情は根が寂しさにしろ、性欲にしろ、大脳の別の部分です。「古い皮質」。爬虫類と共通の部分。ならば、結婚生活・人生はイメージングできませんよ。
何も日本に限らず、封建制から抜け出た社会の結婚に対するものは、以上の欠陥が元々あり、それで多くの人達が孤立しているわけです。
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対策は、かなりフィリアのやり取りが発展し、相互理解や価値観の交換もできている独身異性に、断片的で良いから、近未来の二人の結婚生活を少しずつイメージングしたものを語り掛けていく事ですね。メール、手紙、電話など、何でも良いから。そうすれば、二人の結婚生活の姿も心に浮かび合い、夫婦に本当になった気がして、すんなり結婚もでき、続くと。
以上は別な言い方をすれば、「未来の記憶を作る」。大体、過去の記憶は断片的ですね。しかも、順不同。過去を思い出すと、例えば、まず高校時代の事が思い出され、次いで30代の事に飛び、更には、小学3年の時に戻るとか。一直線ではありません。自伝が書きにくい理由の一つでも。記憶はそういうものです。過去がそうなら、未来もそうなっている。量子物理学では、本当にそうなりつつあるとか。物理学はともかく、過去の記憶同様に、未来もムリせず、断片的・順不同に未来の状況を強く思い浮かべれば、深層心理がそのような未来を創るわけです。深層心理学の一つね。個人的な事にも応用できますし、二人がそうし合えば、幸福な結婚生活も実現できる。かなり早く実現するかもしれませんね。