トシコロさんの日記

2020年 05月23日 12:05

日本の教育改革の時期を一度逸していたようです

(Web全体に公開)

それは1970年代。勉強は受験目的になり、一流大学を出れば、それだけで一流会社や役人になれ、一生が保証されたみたいになっていた。また、公立学校の一律教育から、登校拒否児も出始めた時代である。羽仁進氏は非常に警告し、自らも自分の娘を学校に行かせなかった。羽仁氏に習い、知識人たちは教育関係の本を出版。世間も教育に目が向き、マスコミも盛んに報道した。但し、「時期」が悪かった。


  1979年に養護学校義務制化が行われる予定も出来、それに反対して、障碍児を公立学校に行かせる運動を特に地方で行なわれ、教育専門家の目もそちらに向き、次第に「障碍児を公立学校に行かせて、児童にボランティア活動みたいな事をして、優しさを身に付ければ、優しくて良い子になり、学校問題の矛盾も解決し、社会変革になる」という発想が彼らから増え、ボランティアとか、当時の身障運動家たちもそれになびく人たちが多くなり、羽仁進氏などの警告した「一律」などの問題は次第に忘れ去られた。

  一律化の問題は置き去りにされ、児童たちは自分たちと違う感覚を持つ子を迫害する傾向が強まり、80年代以降の校内暴力になっていったわけである。非常に残念だったと今は思う。「優しさ」では問題は解決しないし、問題点も明らかに違うのに。

  90年代末、当時の森首相が教育改革策として、「奉仕義務化」を提唱。これも色んな意味でおかしかったと思う。森氏自身も「一律化」などの問題が見えていないし、義務でボランティア活動しても、生徒たちはノルマをこなすだけになってしまう事が見えている。更には、森氏はそのような発想は仮になくても、そこから徴兵制復活にも流れ次第ではなりかねない。非常におかしかったわけである。

  話を戻し、「優しさから学校変革」は後年の乙武氏などの活動にも結び付いたが、一方では、精神障碍児へのいじめは特に深刻だし、不登校児童は増えるばかりである。しかも、「一律」を嫌って。行きたくないのは仕方ないが、そのような子でもしっかりと勉強ができ、学ぶ楽しさも知るようなシステムが必要である。

   因みに、「優しさ」は人間の持つ一面にしか過ぎないようだ。優しさを相手に求め合い、結婚した夫婦は大体が不幸になり、離婚も多い。一面しか好きになれないとこうなる。ならば、「優しさから学校や社会変革」ができなかったのも当然だったと思う。結婚関係も、学校や社会変革も同根だから。

   どうやら、コロナで学校改革の時期がまた訪れるようだ。今度こそ、まともな改革になって欲しい。そうしないと日本は滅びる。大変だ。

   (追伸すれば、1990年代末は経済の落ち込みが目立ち、住専問題の後で、世間も経済に目が向き、教育には無関心の世相だった。教育改革の機会ではなかったようだ。森首相の後の小泉首相は、「構造改革」を唱えながら、郵政問題にこだわり、教育に関しては一時「公立学校を民営化して、給付金だけ与える」という案も出たが、問題の本質には踏み込まず、その事は世間から忘れ去られた。その後は高齢化福祉に世間の目が向き、学校への無関心が目立つ。とは言え、不登校児童は増え続けているし、精神障碍児や発達障碍児に対してもそうだが、「感覚が変わった子」へのイジメも深刻なままである。本当は学校関係は経済や福祉とも絡み合う問題であり、「無関心」もおかしいわけだが...)

SNS オールギャザーへようこそ!

パスワードを忘れた方はこちら


新規登録はコチラから

他のアカウントを使って新規登録・ログインする場合はコチラから

オールギャザーとは?

世界初!社会貢献型SNSです

AG募金に、ご参加を!

ヾ(´▽`)ノ

募金カウンターの仕組みは?

サイトを利用すると、募金カウンターがカウントし、自動的に募金活動ができます。

例えば

ログインをするだけでカウント

日記やコメントやコミュニティを書く、見るだけでもカウント

友達のプロフに訪問してもカウント

利用するほど、募金活動ができます。

すべて無料です!

会員の皆様には金銭的負担は一切ありません。

すべて無料で、ご利用できます。

どうぞ安心してご利用ください。

登録は簡単!

→ 新規登録 ←

ーーーーーーーー
お笑い月間!
ちょっと、クリックして
みてください^^
  ↓
→あなたの運気を上げます!

→みんなの声
ーーーーーーーー

お知らせです