昨夜（６日）のＮＨＫ「ウィルスＶＳ人類」の番組の中で、「今、世界中で連帯が叫ばれている。コロナ・ウィルスとの戦いには、世界中が連帯する必要がある」と述べられていました。その通りですが、大切なのは連帯の根拠。ムッソリーニみたいに市民連帯に根拠を置き、失敗した例もありますし。「同じ遺伝子を持つ人間」、又は、「同じ命を持つ者」を根拠にしないと、ムッソリーニの過ちを繰り返す気がします。全人類・全生物的連帯ですね。コロナは動物にも感染するわけだし。


　　　また、「連帯」は何も対コロナだけでなく、社会・人生の至る事で不可欠なのですが。教育、福祉、経済、政治、交友や恋愛、結婚に至る全ての事柄で。連帯を欠く教育が続いたから、学校ではイジメになったと。日本の長く続いたハンセン氏病元患者の隔離とかも。国際間では、もっと連帯を欠くから、戦争が絶えない。連帯を考慮しない経済の仕組みだから、格差が各国で拡大。他に人種差別とか、障碍者差別も。皆、同根かもしれません。全人類が連帯すれば、差別も消えると僕には思われます。

　　「災い転じて福と為す」で、これをきっかけに世界が連帯して、平和で、差別の消える世界になって欲しいものです。切に願います。