• 
• 
• 

５月１は「メイデー」です。

若い方は
「それ何？」という人も多いかもしれませんが
世界各地で
毎年5月1日に行われる労働者の祭典のことです。


1886年5月1日に
アメリカで
8時間労働制要求の統一ストライキを行ったのが
起源とされています。


今は
世界的には
1日８時間労働が当たり前ですが
(日本も法律としてはそうなっています)

当時は
１日12時間とか14時間とか
働かされていたからです。

1917年のロシア革命で
当時のソビエト連邦が８時間労働を定めると
それに対抗して
資本主義諸国も国際労働機関（ＩＬＯ）を設立し
８時間労働制を定めた一号条約を採択しました。


この一号条約に対して
日本は当時大反対し
「日本だけ週６０時間まで良しにする」という
例外規定（第九条）を盛り込ませました。

ところが
このようなひどい修整をさせたのに
結局
日本政府はこの条約を批准しませんでした。

それどころか
今になっても批准していません。


ＩＬＯは
労働時間に関する条約を２２本締結しています。

しかし
日本政府は１本も批准していません。


日本のマスメディアも
世界の様々に盛り上がるメイデーの様子を
ほとんど報道しませんね。


それらは

先進国の中で
日本だけが
２１世紀に入ってから
ずっと賃金が下がり続けている理由のひとつ

だと思います。


一方で
日本の大企業は
今
合計460兆円以上の内部留保金を持っています。


「賃金を削った分企業がお金を貯めている」と感じるのは
私だけではないと思います。



今年は新型コロナの影響で
「デジタルメイデー」になりましたので

上記の画像をアップロードして
参加いたしました。