トシコロさんの日記

2020年 04月28日 16:16

「市民連帯」の問題

(Web全体に公開)

コロナ対策には人々の連帯が欠かせない。それと、個人的な事だが、若い時に僕が入った福祉会の一つが「市民連帯による福祉活動」を掲げていた。でも、僕も、ほぼ全会員も「市民」という言葉が判らず、色々あり、その会は早くに潰れてしまった。この二つから、改めて市民連帯の問題を考えてみた。


  3月からNHKテレビで日曜日に「レ・ミゼラブル」という名作のドラマがあり、僕も録画して必ず見ている。中学1年の時に国語の教科書に載っていて、先生が名講義をして下さった思い出もあり、いまも覚えているわけだし。26日分はフランス革命の時の戦闘のシーンもあった。国王軍と人民軍の戦闘。確かに、1789年にフランス革命を成功させただけ、当時のヨーロッパは市民意識が強く、又、一枚岩だった事も判る。でも、その59年後の1848年にはマルクスが共産党宣言。マルクスの指摘通り、市民層はブルジュワジーとプロレタリアートに分かれ、対立していた。何も以上の年ではなく、それよりもかなり早い時期に分裂し、市民意識はフランスでさえも喪失していたと推察できる。1900年前後には、ニーチェが無連帯社会を指摘。1930年ごろ以降、イタリアのムッソリーニが資本主義・共産主義の矛盾を解決する手段として、市民連帯を説き、ファシズムと称したが、肝心のイタリア人たちは市民意識などは持てず、結果的にムッソリーニの独裁になってしまった。更には、その「市民」という言葉には、外国の人たちは含まれなかったらしく、イタリアは資源を求めてエチオピアに侵略する始末。確かに、「市民」は外国人も含まれるか?は難しい問題。国内に住んでいても、マイノリティとか。今もヨーロッパでは、中東系やアフリカ系の人たちが市民に含まれるか、外国はどうかと定義を巡り、論議も起きているようだ。又、市民の根拠もはっきりしない。訳が判らない。また、20世紀になり、マルクスの指摘だけでも済まなくなった。ブルジュワ同士、プロレタリア同士も立場が複雑に分かれたし、障碍者とかロマと言った、全く違う対立観念もある。しかも、障碍者間も複雑な対立があるし。


  ヨーロッパでさえも以上の通り。全く歴史の違う日本では、尚更その定義は難しいし、僕に限らず、市民意識を持てなかった人たちも多かったのも当然だろう。人々を「市民」でくくれるのか。その意識が持てない人たちが多く、とてもムリだと思う。日本は特に市民根拠に欠けるわけだし。又、やはり、マイノリティの問題も日本でも深刻だし。市民という言葉からの連帯は難しいと僕は思う。

  市民という枠も撤廃し、「同じ人間」、又は、「同じ生命を持つ者」という連帯が必要だし、コロナや福祉、教育対策にも十分になると。人間の遺伝子のほとんどは共通しているとが科学的にすでに証明されているし、又、地球上の全生物も元々は同じ遺伝子から分かれた事も同様だから。科学的に証明されている以上は、市民意識は勿論、中世の神の連帯意識よりも強烈な結びになるかもしれない。すでに一部の生物学者たちはその事を訴えているようだ。それはエコや、動植物との共生にも十分当てはまる。多くの生物が絶滅しつつあるわけだから。その対策の根拠にもなるし、将来はどうしても大豆たんぱくからの人工肉に食べ物を切り替える時も来るだろうから。「殺して食う」は如何にも残酷である。


  友情、恋愛、結婚と言った個人的なものにも強く影響すると。僕も最近は生物科学の影響もあり、「同じ人間」、「同じ命を持つ者」という事を他人に話し始めている。恐らくは、これから僕に結婚縁ができるとして、それが土台になるだろうと推察もしているわけだ。友情、恋愛、結婚は本当は何かの連帯の土台が必要だから。それがないから、非婚や離婚も増えている面もあろうし。

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